夏期研修会に行ってきました

山仕事の会夏季研修がありました。

6年まえに白石市に行って植林したことがあります。その後その場所がどうなっているか、植樹した木が成長しているのか調べるのが目的です。

 

また、白石市の団体と交流をすると市から宿泊の補助が出るので探したところ「蔵王のブナと水を守る会」が自然保護の活動をしていることがわかり、私たちが出掛ける予定の日に活動しているそうなので現地で落ち合い交流することになりました。
市庁舎まえを7時に車で出発。
途中休憩、食事をして2時少し前に交流場所に着きました。

 

折しも台風10号が接近しており、雨が心配でしたが小雨程度で交流には支障がありませんでした
というより「蔵王のブナと水を守る会」は自分達で作った活動拠点の大きなログハウスを持っていて雨など関係ありませんでした。
白内会長以下7名の方に出迎えていただき、お互いの紹介、会の紹介などしあいました。
そこ後DVDで「蔵王のブナと水を守る会」の活動歴を説明受けました
蔵王をのぞむこの地区は戦後開拓民の入植が勧められ多くのブナが伐採されました。しかし土地が貧しいのと気候が酷しいので次第に耕作地が放棄され荒野化が進みました。

 

そんな状況でブナを取り戻そうと30年前に立ち上がったのがこの会でした。
ブナの苗から成長させるのを目的にしましたが一向に苗が育たず失敗の連続でした。
試行錯誤の後、ヤマハンノキを四隅に植え真ん中にブナを植える方法を考えつき順調に育つようになったそうです。
ヤマハンノキは根粒菌がついてるのが特徴で土地の改良に適し、かつ成長が早くブナの風防の役を果たしてくれたそうです。

 

国有林をナショナルトラストを利用し1.73ヘクタール所有し、ツリーハウスを作ったり、森観察の遊歩道を整備し、現在三つの観察ルート約2.5キロメートルを保有し市民に解放しているそうです。
私たちはそのうち2つのルートを案内していただきました。
ヤマハンノキはその役割を終えて枯れ始めている木もありました。その中でブナがしっかり育っていました。

30年の歴史と輝かしい活動を誇る会も悩みは私たちと同様若い人たちが加入しないことだそうです。

 

森の木の里親制度(マイツリー)を行っていたので海老名里山づくり山仕事の会で一本登録してきました。

(1本5000円/5年)

5年にわたり登録した樹木の情報を発信してくれるそうです。

 

蔵王のブナと水を守る会 http://www.zao.org/